三菱電機、姫路の車部品工場で国際認証「IATF」停止

三菱電機は5日、自動車部品をつくる姫路製作所(兵庫県姫路市)と三田製作所(兵庫県三田市)について、自動車産業の品質管理に関する国際規格「IATF16949」の認証が7月29日付で一時停止されたと発表した。いずれも品質を巡る不正行為が確認されていた。
同社でIATF認証が停止されるのは初めて。認証機関は一時停止から90日以内に実施する特別審査で是正状況を確認し、取り消すかどうか判断する。一時停止中もIATF認証は有効で「詳細な影響は調査中」(同社)としている。
名古屋製作所(名古屋市)でも品質管理に関する国際規格「ISO9001」認証の一部が5日付で取り消された。傘下の新城工場(愛知県新城市)が製造する誘導電動機が対象。同社でISO認証が一部を含め取り消されるのは5カ所目となる。
同社は「早期の解除や再取得に向けて全力で取り組んでいく」としている。