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スズキ純利益2%増の1500億円、インド回復 22年3月期

半導体不足で減産影響が35万台に

(更新)

スズキは5日、未定としていた2022年3月期の連結純利益が前期比2%増の1500億円になる見通しだと発表した。主力のインドで販売が大きく回復する。円安や工場跡地の売却益計上も寄与し、2期連続の増益を見込む。世界的な半導体不足によって、今期は35万台の減産影響が出る見通しだ。

売上高は7%増の3兆4000億円の見通し。四輪車の販売台数は271万台と5%増える。インドでは11%増を見込む。一方、日本では半導体不足による生産面への影響が続くとして13%減る見通しだ。

営業利益は13%減の1700億円を見込む。販売増やインドルピーなどに対する円安進行は追い風だが、原材料価格の高騰が900億円の減益要因になる。電動化などによる研究開発費増も438億円の減益要因だ。

足元では、世界的な半導体不足で生産に影響が出ている。スズキは通期での半導体の生産への影響は35万台とみる。7月まで連続で国内工場を停止しており、8月も国内2工場で一時停止する。4~6月の国内生産は期初計画より25%減少し、6万台減産した。インドでも半導体不足の影響が出始めており、8月には西部グジャラート州のグジャラート工場を3日間停止する。

スズキは8月からサプライチェーンを可視化するシステムを稼働させ、半導体不足への対応を急ぐ。長尾正彦取締役専務役員は「今後は取引先に半導体在庫を数カ月持ってもらったり、設計を汎用化したりといったことも検討する」と話す。

同日発表した21年4~6月期連結決算は売上高が前年同期比99%増の8453億円、純利益が48倍の847億円だった。18年に閉鎖した豊川工場(愛知県豊川市)の跡地の売却益180億円を計上した。

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