ニコン、デジカメ回復で純利益を上方修正 22年3月期
ニコンは5日、2022年3月期の連結最終損益(国際会計基準)が220億円の黒字(前期は344億円の赤字)になる見通しだと発表した。従来予想を60億円上回る。新型コロナウイルス禍で低迷していた高価格帯のデジタルカメラの販売が想定以上に回復する。販売単価の上昇も収益を押し上げる。
売上高にあたる売上収益予想は前期比15%増の5200億円と100億円上方修正した。ミラーレスカメラなどが大きく回復する。足元でも7月に発売した「Zfc」などが好調だ。FPD露光装置や半導体露光装置を手がける精機事業も装置の保守サービスなどが上向く。
同日発表した21年4~6月期連結決算は、売上収益が前年同期の2倍の1322億円、最終損益が158億円の黒字(前年同期は135億円の赤字)だった。
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