富士レビオ、市販用コロナ・インフル検査薬の承認取得

H.U.グループホールディングスの検査薬メーカー、富士レビオ(東京・新宿)は5日、新型コロナウイルスと季節性インフルエンザの感染の有無を同時に調べる抗原検査キットについて、市販用途で厚生労働省から製造販売の承認を取得した。厚労省が同日承認を発表した。
コロナ・インフルを同時に検査する一般用検査薬では初めての承認となる。検査キットは第1類医薬品に指定された。薬局やインターネットなどで販売できるようになり、検査体制の充実につながる可能性がある。
富士レビオは21年8月、病院や診療所などが扱う医療用途で同時検査キットの製造販売承認を取得した。綿棒で鼻腔(びくう)を拭うことで、約20分で感染の有無が調べられる。市販用途でも使えるよう、1日に厚労省に承認申請していた。

新型コロナウイルスの感染症法上の分類が2023年5月8日に季節性インフルエンザと同じ「5類」に移行しました。関連ニュースをこちらでまとめてお読みいただけます。
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