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電子契約の本人確認レベルを署名の色で、リーテックス

電子契約サービスのリーテックス(東京・新宿)は企業間の電子契約における本人確認の厳密さのレベルを電子署名の色で表示する機能を開発した。特許を取得しており、国内外の企業に販売する計画だ。

電子契約では契約金額などのリスクの大きさに応じた本人確認が必要になる。本人確認の厳密さは電子契約サービスによって異なることがあり、メールの送受信のみで本人だと確認したり、住民票などで厳密に確認したりする場合などがある。

電子署名の存在自体は米アドビが提供するアクロバットリーダーなどで確認できるものの、取引相手がどの程度まで厳密に本人確認したか分からない場合が多い。リスクの大きな契約であるにもかかわらず本人確認のレベルが低いと、なりすました他人と契約を結んでしまう恐れもある。

そこでリーテックスは同社の電子契約サービスの利用者を登録する際、本人確認のレベルが一目で分かるよう電子署名を4段階に色分けして表示する機能を搭載した。

メールの送受信によるメールアドレスのみの本人確認の場合は青色、住民票などの本人確認書類と入力内容を照合した場合は緑色で表示する。金融機関と同様の犯罪収益移転防止法に準拠した厳密な本人確認レベルは赤色、一度限りの利用で利用者登録も不要な場合は黒色で表示する。

同社の小倉隆志社長は「分かりやすいカラフルな電子署名としてグローバル展開を計画している」と話す。特許を基に大手企業と連携して国内外でライセンスを供与する方針という。

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