喫茶店、芥川龍之介がインフルエンサー 社交の場庶民に
なるほど!ルーツ調査隊
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友達や恋人が語らい、働く人が一息つく喫茶店。日本に登場したのは明治期だ。苦くて高価なコーヒーを店で飲む習慣が定着したのは、芥川龍之介をはじめとする文化人ら情報発信力の高い「インフルエンサー」や、流行に敏感な若年層の貢献があったようだ。
「元祖」の喫茶店、鹿鳴館に対抗
コーヒー文化研究家の星田宏司氏に話を聞いた。社交場としての喫茶店の元祖は「可否(かひ)茶館」だという。可否茶館は教師や公務員などを...