スズキ、初のCVC設立 1億ドル投じベンチャー連携推進
スズキは4日、米国で1億ドル(約140億円)規模のコーポレートベンチャーキャピタル(CVC)を設立したと発表した。スズキがCVCを設立するのは初めて。自動車の次世代技術や脱炭素などに取り組むベンチャーに投資し、社会課題解決につなげる。
ファンド名は「スズキグローバルベンチャーズ」。実際の運営はベンチャーキャピタルのWiL(ウィル)が担う。自動運転や電動化などの技術「CASE」や、温暖化ガスの排出を実質的にゼロとする「カーボンニュートラル」、デジタルトランスフォーメーション(DX)などに取り組むベンチャーに投資する。投資対象の地域は米国だけでなく、日本やインドなども含む。
スズキはベンチャーとの連携を深めている。これまでも自動運転のソフトウエアを手掛けるオーストラリアのスタートアップ、アプライドEVのほか、空飛ぶ車を開発するスカイドライブ(愛知県豊田市)に出資している。
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