京王電鉄、初乗り10円程度値上げへ 全線で23年秋ごろ

京王電鉄の都村智史社長は4日、2023年秋ごろに同社全線の初乗り運賃を10円程度引き上げる方針を明らかにした。切符の初乗り運賃は現在130円だが、改定すれば140円ほどになる。通学定期は現行の運賃を据え置く方針。
同日の記者会見で明らかにした。値上げが実現すれば、改定率は10%台前半となる見込み。運賃改定には国の認可が必要で、申請時期は未定という。都村氏は「新型コロナウイルス禍の厳しい事業環境の中でも、セキュリティー対策を含めた安全投資を進めるには運賃改定が必要と判断した」と述べ、値上げに一定の理解を求めた。

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