電力逼迫予報をアプリで確認 ネイチャー、節電需要狙う

スマートリモコンの開発・販売を手がけるネイチャー(横浜市)は、消費者が住むエリアの電力需給の逼迫状況をスマートフォンで確認できるサービスを始めた。猛暑で電力需要が増えるなか、原子力発電所の再稼働の遅れなどにより電力不足が懸念されている。電力需給の逼迫状況を手軽に確認できるようにし、節電への意識を高めてもらいたい考えだ。
スマホ向けアプリの「Nature Remo(ネイチャーリモ)アプリ」に新たに機能を追加した。国内10エリアごとに電力の使用率を数値と色で示す。電力の使用率は需要を供給で割って示し、97%以上は「非常に厳しい」水準とする。一日の電力需給の推移を30分単位で表示し、その時点の予測を示す。
ネイチャーは関西電力と連携し、節電プログラムを実施している。節電に協力するとポイントなどを付与する。経済産業省も冬に向け、節電に協力する家庭は2000円相当のポイントを受け取れる支援策を打ち出している。
