/

楽天、フリマアプリで企業出店を本格展開 130社が参加

楽天グループは5日、フリマアプリ「楽天ラクマ」で中古品を扱う企業の出店を本格化させると発表した。130社を超える中古品企業が出店する。新型コロナウイルスによる消費低迷が続くなか、物価の上昇も家計を圧迫する。新品より安い中古品市場は拡大を続けており、争奪戦が激しくなっている。

楽天ラクマのアプリ内に中古品企業が取り扱う商品を一覧できる機能を用意した。まずは古着やバッグなどの中古ブランド品、中古のスマートフォンが中心で、今後カテゴリーを増やす。

楽天はこれまで個人間の中古品売買を手掛け、一部の中古品企業も出品していた。中古品企業の商品だけをモール形式で扱う場を設けて、企業の出店を後押しする。各社が出品する中古品は検品済みで品質に安心感があるうえ、取扱量も多く新たな顧客の獲得につながると判断した。

楽天は2030年までに国内EC(電子商取引)事業の流通総額を現在の2倍の10兆円に伸ばす目標を掲げている。ラクマ事業を強化し、流通総額の底上げを狙う。

新型コロナによる巣ごもり需要の高まりで個人間売買は右肩上がりの成長が続く。業界紙のリサイクル通信によると、中古品の国内市場規模は20年に前年比2.5%増の2.4兆円となり、25年には約3.5兆円になると予測する。

個人間売買の最大手メルカリと楽天の差は大きい。18年に楽天傘下のフリマアプリを統合して誕生したラクマは手数料の低さなどで着実に利用者を伸ばし、業界2位の地位を固めている。だが、調査会社のニールセンデジタル(東京・港)によると、22年1月のオークション・フリマジャンルの視聴者数(パソコンとスマホの重複除く)は楽天ラクマの1049万人に対し、メルカリは2306万人と約2倍の差がある。

少子化で国内消費の大きな伸びが期待しにくくなるなか、中古品市場は年率1割程度伸びている。足元の物価上昇も、安く商品を購入できる中古品市場の追い風になるとみられている。

楽天はネット通販や携帯通信、金融など70以上の事業を手掛け、「楽天経済圏」の顧客基盤は1億人を超える。中古品販売を強化することで、さらなる利用者の拡大につなげたい考えだ。

すべての記事が読み放題
有料会員が初回1カ月無料

関連企業・業界

セレクション

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
新規会員登録ログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
新規会員登録 (無料)ログイン
図表を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した図表はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン