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ユニチャーム、22年1~6月期純利益21%減 原材料高で

ユニ・チャームが4日発表した2022年1~6月期の連結決算(国際会計基準)は、純利益が前年同期比21%減の317億円だった。パルプや石油などの原材料価格が高止まりしているほか、中国・上海のロックダウン(都市封鎖)の影響で物流が混乱し、乳幼児向けおむつなどの販売が低迷したことも響いた。

コア営業利益は10%減の554億円だった。原材料価格の上昇による減益影響は前年同期に対して177億円に上った。物流費・人件費の値上がりや、販促費を増やしていることも利益を押し下げた。高単価商品の割合が高まったことや販売数量が増えたことが197億円の利益押し上げ要因となったが、補いきれなかった。

主力市場の中国では新型コロナウイルス対応の都市封鎖の影響で売上高が前年同期比13%減となった。高品質の乳幼児向け紙おむつは日本製から中国製に切り替えを進めているが、現地の物流が滞って在庫が積み上がった。足元では物流の停滞は徐々に解消し、電子商取引(EC)などでの販売が伸びており、4日に記者会見した高原豪久社長は「7~9月期には(中国の在庫を)適正水準にできる」と話した。

原材料高や中国の販売低迷など逆風下で連結売上高は12%増の4216億円で、1~6月期として過去最高を更新した。品質を重視した高価格帯の生理用品やおむつが日本や東南アジアなどで伸びた。北米を中心にキャットフードなどのペット事業が伸びていることも収益性の伸びに貢献した。今期の新商品で高付加価値の商品を拡充することで「下半期に収益性を高めることができる」(高原社長)という。

22年12月期の業績見通しは従来予想を据え置いた。売上高は9%増の8500億円、純利益は前期比9%増の792億円になると見込む。原材料高による利益圧迫は7~12月期も継続する見通しで、減益影響は年間を通して363億円に膨らむ。もっとも、夏以降の新商品によって商品単価と高付加価値品の販売割合を上げて400億円超の増益とし、コスト増を補う。

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