原子力由来「第4の水素」、米欧が実用化へ 日本出遅れ
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原子力発電所の電力で製造する水素が、米欧などで実用化に向け動き始めた。夜間など電力需要が少ない時間帯の余剰電力を活用し比較的低コストで量産できる点や、エネルギーを自給できる利点がある。もっとも、反原発感情や安全基準の厳格化に伴うコスト増など懸念や課題も多い。日本では商用化のメドが立っておらず、出遅れている。
「グリーン」より低コスト
脱炭素時代のエネルギー源として期待される水素だが、市場で流通し...

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