森永乳業、ワタミと宅配で協業 弁当と乳製品セット販売
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森永乳業は4日、居酒屋チェーン大手のワタミと食品の宅配事業で協業すると発表した。同日、ワタミの弁当宅配サービス「ワタミの宅食」で、森永乳業の機能性素材を配合した乳飲料などとのセット販売を全国で開始した。新型コロナウイルスの影響で高まる健康志向や中食ニーズに応える。
テレビ通販で販売する20日間の弁当宅配プラン(税込み9900円)は、ワタミの日替わりの弁当とセットで森永乳業の宅配専用乳飲料「カラダ強くするのむヨーグルト」が届く。他にも通販サイトなどを通じ、弁当と飲料を組み合わせたメニューを用意する。まず森永乳業のヨーグルトや飲料など6つの宅配商品を扱い、ニーズに合わせて商品を増やす。
森永乳業は牛乳販売店を通じて、機能性素材などを用いたミルクやヨーグルトなど100以上の商品を宅配している。今回のセット販売は、全国約8000人いる「ワタミの宅食」の配達員が自宅まで届ける。
ワタミは2月にも、明治と互いの宅配網を活用してヨーグルト製品などを販売している。主力の居酒屋が苦戦するなか、伸びる宅配事業で協業を探っている。