AI、「ファンデーションモデル」で劇的進化 まとめ読み

人工知能(AI)は言語や画像の大規模なデータを使って訓練する「基盤(ファンデーション)モデル」の登場によって劇的に進化し、あらゆる産業を革新する可能性を秘める。米グーグルや米メタなどが開発競争を繰り広げる一方、動画などを本物のようにみせかける「ディープフェイク」や軍事転用など規制議論も出てきた。AIの進化や課題に関する記事をまとめた。
文章生成や画像の作成に応用
基盤モデルは文章の生成や読解、翻訳、要約といった言語に関わる様々な分野に応用されている。画像生成技術などと組み合わせることで言語にとどまらず、用途がさらに広がっている。
・メール文、6秒で自動生成 東大発新興が日本語AI開発
・機械翻訳の特許、米IBMが突出 追うNTTや富士通
・AIは創作活動へ りんなやGoogle、言葉からアート描く
米テック企業の競争力の源泉に
グーグルやメタといったテック企業にとってAIはサービスの競争力を高める原動力だ。研究を円滑に進めるため、専用のスーパーコンピューターの開発も進める。
・大規模言語AIにGoogleやMicrosoft覇権争い 日中に波及
・スパコン、エヌビディアやGoogleがAI特化 民間主導に
法規制や悪用対策も
欧州連合(EU)ではリスクの高いAIを規制する動きが広がる。AIでつくったディープフェイクの検出にもAIは使われ、偽動画の排除を強化している。
・EUがAIに包括規制案 世界で初、顔認証利用に事前審査も
・偽動画、東京大学は検出精度9割 米メタも封じ込め急ぐ
・「AIに感情は宿るか」 米国で論争、マスク氏も参戦
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