日野自動車、排ガスなどデータ不正疑い 緊急会見

日野自動車は4日、排ガスなどのデータをめぐって不正があった疑いがあるとして、午後4時から緊急記者会見を開くと発表した。国に提出した数値に不正があり、一部のエンジンで法律上の基準を満たしていない可能性があるという。国土交通省が調査を始める。会見には下義生会長、小木曽聡社長が出席する。
国交省によると4日午前、日野自動車の担当者が同省を訪れ、不正の疑いについて報告した。これを受け国交省は同社に対し詳細なデータの提出を求めるなど、事実関係について調査する方針だ。
自動車業界のデータ不正をめぐっては、曙ブレーキ工業が2021年2月、国内4工場で製造する自動車用ブレーキ製品で、検査データを改ざんするなどの不正行為があったと明らかにした。
車大手でも三菱自動車が16年4月、軽乗用車「eKワゴン」など4車種で、燃費性能をよく見せるためにデータ偽装を行っていたと発表。車・部品大手でデータ不正の発覚が相次いでいる。
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