南三陸ホテル観洋の阿部女将、幼少期から家業を意識
仕事人秘録 語り部が震災を伝承(3)
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子供のころから「屋号」で呼ばれていた。
私の子供時代の写真はほとんど残っていません。宮城県気仙沼市の長屋で両親と住んでいた時期に、三輪車に乗った写真が存在していた記憶はありますが、東日本大震災の津波で流されてしまいました。
私は幼いころから両親の仕事ぶりを間近で見て、中小企業の働き方や気概を感じてきました。父は私に「勉強しろ」と言ったことは一度もありませんでしたが「家業に誇りを持て」という言葉は...

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