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弁当原料にコオロギ粉 グリラス、都内イベントで完売

食用コオロギのグリラス(徳島県鳴門市)は、コオロギから抽出したエキスやパウダーなどを使った弁当を老舗飲食店と共同開発した。このほど都内イベントで1日50食を完売した。今後、全国各地の料理人と連携したイベントを開催し、食用コオロギの需要を掘り起こす。

グリラスは徳島大学発スタートアップで、食用コオロギの品種改良と生産を手がける。自社ブランドでレトルトカレーやクッキーを生産。生活雑貨店「無印良品」の「コオロギせんべい」の原料も供給している。

東京・日本橋の和食の老舗「日本橋ゆかり」と共同で、かつお節と同じうまみ成分を持つコオロギエキスなどを使った茶わん蒸しを開発した。2~3日の日本橋でのイベントで、植物肉のカリフォルニアロールなど計4品を詰め合わせた「つながる未来弁当」(税込み1000円)を販売し、両日とも3時間ほどで完売した。

購入した30代女性は「虫は苦手なので昆虫食にいいイメージはないけれど、老舗がつくった弁当ならおいしいのでは」と話していた。コオロギにはかつお節と同じうまみ成分が豊富に含まれているといい、記者が試食してみたところ、茶わん蒸しの味わいにコオロギの存在感はなく、全く違和感はなかった。

グリラスの食用コオロギを使った弁当が消費者に販売されるのは今回が初めて。川原琢聖PRマネージャーは「地域で信頼される名店と組み、消費者への昆虫食普及のきっかけにしたい」と意気込む。

矢野経済研究所によると、昆虫食、植物肉といった「代替たんぱく質」の世界市場は2030年に3兆3100億円と、20年から8倍超に成長する見通し。日本では普及に向けて消費者の心理的な抵抗感を減らすことが課題になっている。

(松浦稜)

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