テイラーが5.7億円調達 ソフトのアルゴリズムを改良

業務系システムを開発するソフトウエアを提供するテイラー(東京・渋谷)は国内ベンチャーキャピタル(VC)のグローバル・ブレインと起業家育成支援で知られる米Yコンビネーターから5億7000万円を調達した。2022年中にエンジニア人材などを10人採用して、現状の体制から倍増する。
テイラーは株式に将来転換することを保証する投資契約である「SAFE」と呼ばれる形式によって調達した。開発体制を強化して、ソフト上で展開しているアルゴリズム(計算方法)を改良する。顧客企業はプログラム知識が不要な「ノーコード」によって、アルゴリズムを組み合わせることで自社の出退勤システムなどを作成できるが、作業時間の短縮が見込める。
テイラーは21年に創業した。22年6月に、Yコンビネーターが主催するスタートアップ育成プログラムに採択されたと発表した。同プログラムは民泊大手の米エアビーアンドビーなどを輩出したことでも知られる。日本人が創業した日本に拠点を置くスタートアップでこのプログラムに採択されたのはテイラーが初めてとなる。
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