/

日産、「Z」で脱炭素燃料活用 開発車両公開

日産自動車は4日、温暖化ガスの排出量が実質ゼロの「カーボンニュートラル燃料」を活用する開発車両を公開した。新型スポーツ車「Z(日本名フェアレディZ)」をベースにした車両で、耐久レースへの参戦を通じて技術やノウハウの蓄積を進める。

同社のアシュワニ・グプタ最高執行責任者(COO)は「モータースポーツは日産の『DNA』。技術やノウハウを車両開発に生かしたい」と意欲をにじませた。

静岡県小山町で3日から開かれている耐久レースの会場で、開発車両を公開した。使用するバイオ燃料は廃棄された食品や木材チップなどが原料。製造過程にも再生可能エネルギーを使った。日本の規格に合わせるため成分も調整した。搭載する車両のエンジンも一部改良したという。グプタCOOは「バイオ燃料はコスト競争力などで課題があるが、メリットも多い」と期待を示した。

日産は2050年までにカーボンニュートラルを実現する目標を掲げている。モータースポーツは過酷な状況でも使える車両が求められるため、技術やノウハウの蓄積に向けて取り組みを強化している。18年には電気自動車(EV)レースの世界シリーズに参戦。エンジン車を対象とする今回の耐久レースも、チームとして参戦するのは08年以来14年ぶりだ。

参戦する車両のフェアレディZは日産を代表する車。14年ぶりに刷新する新モデルは米国と日本で今夏にも投入する見込み。現時点で市販するフェアレディZのバイオ燃料活用は想定していないが、エンジン車でも脱炭素の取り組みを進め、データやノウハウを開発に生かす。

グプタ氏は4日午前、レース会場を訪れていたトヨタ自動車の豊田章男社長を訪問。豊田氏は日産の脱炭素の取り組みを受けて、「大変心強い。日産とトヨタが良いライバルとして盛り上げていきたい」と応じた。

すべての記事が読み放題
有料会員が初回1カ月無料

関連トピック

トピックをフォローすると、新着情報のチェックやまとめ読みがしやすくなります。

セレクション

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
新規会員登録ログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
新規会員登録 (無料)ログイン
図表を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した図表はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン