ソフマップ、「バーチャル秋葉原」で内定式
ビックカメラ傘下のソフマップは3日、仮想空間「メタバース」上で内定式を開いた。会場となったのは大日本印刷(DNP)などが運営するメタバース空間「バーチャル秋葉原」。新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、対面での実施が難しいなか、ソフマップの本社所在地である秋葉原を疑似体験することで、遠方に住む内定者も今後の働く姿がイメージできるようにした。

内定式にはスタートアップのクラスター(東京・品川)が手掛けるメタバースプラットフォーム「cluster(クラスター)」を使った。2023年度の入社を予定している全24人の内定者のうち、2人がリアル、22人がメタバース上で出席した。
内定者は自分の分身となるアバターで参加し、中阿地信介社長のスピーチを聞いたり、集合写真を撮影したりした。中阿地社長は内定者に対し「みなさんのチャレンジする気持ちや向上心がソフマップの企業価値向上につながる」と述べた。
バーチャル秋葉原はDNPと秋葉原の事業者らで構成されたAKIBA観光協議会が共同で運営するメタバース空間。仮想現実(VR)や拡張現実(AR)などを活用し、中央通りの万世橋から神田明神下交差点までのエリアの町並みを再現している。