ヤマダHD、4~12月純利益36%減 テレビ販売不振

ヤマダホールディングスが3日発表した2022年4〜12月期連結決算は、純利益が前年同期比36%減の305億円だった。新型コロナウイルス禍での巣ごもり需要の反動減でテレビなど家電販売が振るわなかった。在庫効率を上げるために仕入れを抑制したが、メーカーからの販売奨励金が想定より減ったことなども響いた。
売上高は1%減の1兆1773億円だった。エアコンや冷蔵庫などの白物家電は好調だったが、巣ごもり需要で前期に伸びたテレビやレコーダーなどの販売が振るわなかった。積極出店を進めたものの、補えなかった。
23年3月期通期の業績予想は据え置いた。売上高は前期比2%増の1兆6470億円、純利益は14%減の436億円を見込む。