三菱ケミGの23年3月期、純利益84%減 英樹脂工場閉鎖
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三菱ケミカルグループは7日、2023年3月期の連結純利益(国際会計基準)が前期比84%減の280億円になる見通しだと発表した。従来予想を1040億円下回る。今期の下方修正は2度目だ。欧州の景気減速による需要減を受け、自動車向けなどに使われるアクリル樹脂原料「MMA」の英工場閉鎖を決め、損失が出る。新型コロナワクチン開発からの撤退費用も響く。
純利益は21年3月期(75億円の最終赤字)以来の低水準...
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