PEファンドのミダス、上場後も株保有　企業を長期育成

ファンドの運用期間は実質無期限で、新規株式公開（IPO）後も株を持ち続ける。そんな異色の戦略を打ち出すプライベートエクイティ（PE=未公開株）ファンドがある。2017年設立のミダスキャピタル（東京・港）だ。運用開始から5年で2社がIPOを果たし、過半数を出資する11社の合計時価総額は「1900億円」（同社）に上る。上場企業の経営経験者らがファンドの出資者となり、経営の知見を共有する仕組みが成長を...