世界半導体、最高益でも投資増など3つの懸念　10～12月

好調が続く半導体業界の経営環境に不透明感が出ている。3日発表した米ブロードコムなど大手10社の2021年10～12月期（一部直近）は、純利益合計が前年同期比3割増えた。2年連続の最高益だが、米インテルなど製造を手がけるメーカーでは投資増や人材不足が顕著だ。ウクライナ情勢の悪化による半導体製造向けの希少資源の調達問題も含め、3つの懸念が業績の重荷になる恐れがある。

ブロードコムが発表した21年11...