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大林組、GPS使わないドローンでダム点検 作業負担軽減

大林組は、全地球測位システム(GPS)の電波が届かないダムの堤体内部のトンネルの点検作業にドローンを活用する実証実験をしたと発表した。正常に自動飛行できるかどうかや、壁面の亀裂などを正確に把握・検査できるかどうかを確かめた。危険を伴う点検作業にドローンを活用することで、労働災害の防止や負担軽減を図る狙いだ。別のダムなどでも数回の実証実験を進め、早期の実用化を目指す。

施工中の川上ダム(三重県伊賀市)の堤体内部にある安全点検用の通路で、壁面の亀裂や漏水の有無などを目視で確認する点検作業をドローンで実施した。ドローンはスパイラル(東京・葛飾)が開発した機体を使用。壁面や床面などに貼り付けたマークを頼りに航行し、GPSを使わなくても自動飛行できる仕組みを備える。

実証実験では、ドローンがトンネルの床面や壁面をレーザーセンサーで計測しながら機体を制御し、安定飛行ができた。ルート内に充電ステーションを設置し、繰り返し飛行できた。今後数回の実証実験を重ね、従来の目視による作業に比べて精度が落ちないかどうかや運用上の課題などを確認する。

堤体内トンネルの点検は、新しいダムの完成後の試験期間は毎日1回、運用開始後は週1回の目安で実施するという。作業では長距離の移動や急勾配の階段を上り下りしなければならず、肉体への負担や転落の恐れなど課題が多い。

大林組は、今回の実証実験がうまくいけば、ダム以外のトンネルなどGPSが使えない施設の点検作業にも適用することを見込む。

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