食べチョク、複数の生産者から同時購入可能に

農産物の産直サイト「食べチョク」を運営するビビッドガーデン(東京・港)は2日、複数の生産者から食材を少量からでも購入できる「まとまる食べチョク便」の実証を開始したと発表した。1つの段ボール箱にまとまった形で1袋からでも注文できるようになる。消費者のニーズが多様になる中で、様々な食材を手軽に楽しみたいという需要を取り込む。
実証期間は11月2日から2023年2月末までの約4カ月間となる。50程度の熊本市の生産者が参加し、関東地方と山梨県に住む利用者が対象となる。複数の食材を注文する際、従来は複数の箱を使っていたため、送料が注文する生産者ごとにかかっていた。1つの箱にまとめることで、3割程度の負担削減につながる。
生産者も「食べチョク」が設置する集荷場に一括で出荷できるようになる。消費者個人への配送が不要となり、業務負担の削減につながる。