東京ディズニー、平日限定の手ごろな入園券を発売

東京ディズニーリゾートを運営するオリエンタルランドは2日、平日限定で通常よりも手ごろな価格で入園できる新たなチケットを発売すると発表した。首都圏に住んでいる人などが購入できる。比較的すいている平日に近隣の都県から来園を促し、課題だった来園者の平準化を図る考えだ。
商品名は「首都圏ウィークデーパスポート」で、入園対象の期間は2023年4月6日〜7月21日までの月〜金曜日で、祝日やゴールデンウイークの中日は除く。6日から公式販売サイトなどで売り出す。首都圏(東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、茨城県、群馬県、栃木県、山梨県)に在住している人や通勤・通学先が首都圏の人が購入でき、入園時に身分証を従業員が確認する場合もある。
大人(18歳以上)の価格は7900円。東京ディズニーリゾートの一般入園券は7900〜9400円の変動価格制のため、最も安い値段で楽しめる。中学生・高校生向けや小学生向けの券種も最安値に設定した。販売期間中でも売り切れになる場合がある。
国内の観光・レジャー需要が2022年後半から回復に向かうなか、東京ディズニーリゾートの入園者数も増加傾向にある。このほど発表した23年3月期の連結業績見通しでは通期の入園者数の予想を100万人上方修正して2100万人とした。ただ休日と平日の繁閑の差は依然大きく、開業40周年イベントも控えるなか平日の来園を促すチケットで極端な混雑を緩和して顧客満足度の向上を目指す。
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