内田洋行、営業活動再開で純利益6%減 22年8~10月期
内田洋行が2日発表した2022年8~10月期の連結決算は、純利益が前期比6%減の14億円だった。企業へのソフトウエアのライセンス販売が伸びたが、新型コロナウイルス禍が落ち着き、営業活動再開などで販管費がかさんだ影響で減益となった。
売上高は8%増の467億円。民間企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)投資で、ソフトウエアのライセンス販売が堅調だった。前期に特需のあった小中学校向けのサービス販売などを含む公共関連事業の売上高は6%減の189億円と縮小した。
23年7月期の通期の見通しは、売上高が前期比4%増の2300億円、純利益が2%増の45億円。成長分野とするハードウエアやソフトウエアの保守サービスを手掛けるウチダエスコを22年7月期中に完全子会社化したことで、通期では増益の見通しだ。