アルミ合金上昇鈍く　4月1.5%止まり、需要停滞で

自動車のエンジン部品などに使うアルミニウム二次合金の値上がりが、原料価格の上昇に追いつかない。ロシアのウクライナ侵攻を背景に原料のアルミスクラップは1カ月で6～7%上がる一方、二次合金の4月分の指標価格は前の月に比べ1.5%高にとどまった。半導体不足などで自動車メーカーの減産が続く。合金の需要が停滞し転嫁値上げが進まない。

アルミ二次合金はアルミスクラップに金属シリコンなどを混ぜて製造する。指標...