日建設計、国産木材を使った組み立てブース発売

日建設計は、1畳ほどの小型ブースを組み立てられる国産木材を使ったキットを発売した。国産木材の利用を促そうと物流設備を手がける三進金属工業(大阪府忠岡町)と商品開発した。30分ほどで組み立てや分解が可能で、イベントや非常時の使用も見込む。
「どこでもつな木(ぎ)キット」は国産木材の角材と接合部品、キャスターをセットにした。ブース以外に机や椅子、プランターも作れる。ソーラーパネルや幕といったオプション部品も用意する。価格は15万7300円から。
2021年に発売した医療用や避難用空間をつくる「もしもつな木キット」の第2弾にあたる。「つな木」シリーズは18年の社内コンペでの提案から商品開発が決まった。もしもつな木キットはこれまでに10セットを販売した。
各地の製材所と協力し、地域の木材を使ったつな木シリーズとして販売する予定もある。木や森林に関する理解を促す「木育」での活用も視野に入れる。
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