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ドコモとAWSが接近、クラウドで5Gインフラ

日経クロステック

NTTドコモとNECは1日、米アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)のパブリッククラウドを活用し、高速通信規格「5G」のコアネットワークである5Gコア(5GC)の動作を検証すると発表した。

通信インフラにおけるパブリッククラウドの活用は、米新興通信のディッシュ・ネットワークがAWSを全面的に活用して5Gネットワークを構築するなど、急速に注目を集めている。ドコモは今回の取り組みを、5G時代に求められる柔軟で拡張性に優れた5GCの進化への技術検証と位置づけ、将来的な導入も検討する。

AWSのパブリッククラウド上に構築した5GCと、ドコモの設備内に用意した自社仮想化基盤上の5GCを協調動作させる、ハイブリッドクラウド環境で技術検証する。柔軟にコンピューティングリソースを増減できるパブリッククラウドを活用することで「突発的なイベントの際でもつながりやすさを向上させるといった運用が可能になる」とドコモは期待する。

AWSを活用した5GCを構築することにより、開発者が慣れ親しんだ環境で、5GCと連携した新たなアプリケーションを開発しやすくなる。

AWSが用意するエッジコンピューティングのサービス「AWS Outposts(アウトポスト)」を活用した技術検証も実施する。AWS Outpostsは、企業のオンプレミス(自社所有)にAWSサーバーを設置することで、AWSを自社環境内で低遅延に実行できる機能だ。AWSのパブリッククラウドとAWS Outpostsの検証のいずれも、AWSが開発した低消費電力なプロセッサー「AWS Graviton(グラビトン)2」を活用する。環境負荷軽減に向けたメリットも期待する。

検証期間は2022年3月から23年3月まで。上記のハイブリッドクラウド環境における運用や、柔軟かつ拡張性に優れた5GCのアーキテクチャーに関する技術、さらに5GCの低消費電力に関して技術検証し、通信インフラの将来の形を検討する。

2月28日(現地時間)にスペインのバルセロナで始まったモバイル関連見本市「MWC」でも、通信インフラへのパブリッククラウド活用が大きなテーマの一つとなっている。AWSや米マイクロソフトが出展し、自社のパブリッククラウド環境を通信インフラへと活用できるサービスをアピールしている。

(日経クロステック 堀越功)

[日経クロステック 2022年3月1日掲載]

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