/

ウミトロン、陸上養殖用「スマート給餌機」を開発

水産養殖向けシステムを開発するウミトロン(東京・品川)は陸上養殖向けに「スマート給餌機」を開発した。画像認識を基に人工知能(AI)が魚の食欲に応じて適切なエサの量を設定し、自動で餌やりする。1日の作業時間の大半を占めるエサやり業務を自動化し、水産業の労働環境改善につなげる。

開発した「スマート給餌機」は画像認識からAIが魚の摂食行動を分析し、食欲が落ちたと判断すると自動で餌やりを停止する。既に海上養殖用では実用化している技術を陸上養殖用に応用した。

陸上養殖では従来、従業員が水槽を見回り、魚の食いつきからエサの量を調整する。だが、必要以上に餌を投入すると食べ残しにより水質が悪化し、魚の健康状態に影響を与えていたという。陸上養殖は海上養殖よりも水の透明度は低いが、搭載されたAIは魚を精度良く認識し食欲を分析できるようにした。

ウミトロンは21年10月からNECネッツエスアイや、サケやマスを養殖する林養魚場(福島県西郷村)と陸上養殖向け自動エサやりシステムの共同開発を進めてきた。今回の実証実験では福島県いわき市にある林養魚場の養殖施設で「スマート給餌機」の自動生育管理を検証。えさの量を20%削減しつつ、従来と同サイズのサケの育成に成功した。

ウミトロンらは今後、フグやサバなど様々な魚種で実証実験を進める方針だ。将来的には陸上養殖を始めたい事業者向けに設備を販売するほか、運営ノウハウをまとめて提供するパッケージ販売を想定している。

すべての記事が読み放題
有料会員が初回1カ月無料

関連企業・業界

セレクション

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
新規会員登録ログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
新規会員登録 (無料)ログイン
図表を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した図表はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
新規会員登録ログイン