「遊んで稼ぐ」ゲーム HashPort、夏までに3本提供へ

ブロックチェーン事業を手掛けるHashPort(ハッシュポート、東京・港)は夏までに、ブロックチェーン技術を活用した3つのゲームの提供を開始する。遊んで稼ぐことを意味する「プレー・トゥー・アーン(P2E)」のゲームで、利用者はハッシュポート子会社が発行する独自のトークンを獲得できるようにする。
忍者を模した人気イラストの非代替性トークン(NFT)である「CryptoNinja(クリプトニンジャ)」の対戦型ゲームなど、春から夏にかけて3つのゲームの提供を開始する。各ゲームはスマートフォンでの利用を想定し、アプリで提供する予定だ。3月から順次、ゲーム内で使用できるキャラクターをNFTとして販売する。
ゲームではハッシュポート子会社でNFT事業を手掛けるHashPalette(ハッシュパレット、東京・港)が発行し、大手仮想通貨交換業のコインチェック(東京・渋谷)などで取引されているトークンを活用する。ゲーム内で好成績を収めた場合などにトークンをもらえるようにするもようだ。
海外ではベトナム発のブロックチェーンゲーム「アクシー・インフィニティ」がフィリピンなどを中心に世界的な人気を集める。一方で日本ではNFTを明確に規制する法律がないのが現状で、例えば従来のスマホゲームで人気の「ガチャ」を通じてNFTを獲得できる仕組みは賭博罪にあたる可能性もある。ハッシュポートは弁護士などとゲームの設計を協議する。