ヤフー「Tポイント」連携終了 ポイントはPayPayに集約

Zホールディングス(HD)傘下のヤフーは1日、一部のサービスを除いて、カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)がグループで展開する共通ポイント「Tポイント」との連携を2022年3月に終了すると発表した。電子商取引(EC)サイトなど各事業で、消費者の商品購入に合わせてTポイントの付与などを実施していた。グループのスマートフォン決済PayPay(ペイペイ)のポイントに集約する。
ヤフーは主力EC「ヤフーショッピング」やニュースサイト「ヤフーニュース」といった10以上のサービスでTポイントと提携してきた。例えばヤフーショッピングでは商品の購入金額に応じてTポイントがたまり、支払いにも充当できた。寄付を募る「ヤフーネット募金」など一部を除き、Tポイントの付与がなくなり、利用も不可となる。
22年4月以降のポイントサービスはペイペイのポイント「ペイペイボーナス」が軸となる。ZHDを傘下に持つソフトバンクも通信料などの支払額によって付与するTポイントを独自の「ソフトバンクポイント」に変更する。ソフトバンクポイントはペイペイボーナスに交換できる。
ヤフーは、CCCとマーケティングで互いのデータを活用する情報連携の取り組みは継続するとしている。
関連企業・業界