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三菱商事、最長2年の休職と社内複業制度を導入へ

三菱商事は、社員がキャリア形成やリスキリング(学び直し)のために最長2年間休職できる制度を導入する。業務時間の一部でほかの部署の業務を経験できる仕組みも取り入れる。商社業界は脱炭素社会への対応を迫られるなど、経営環境が大きく変わっている。三菱商事は社員の自主的な学びをサポートすることで対応力を強化する。

社員が国内外の大学・大学院で学位を取得しようとする際に長期休職できる「サバティカル休職制度」を4月から始める。対象は入社5年目以上の社員になり、最長2年間の休職を認める。休職中は無給になる。

また「デュアルキャリア制度」として社内複業制度も2月上旬から応募を始める。異動を伴わずに自分が所属する部署以外の業務を経験できる仕組みで、全体の業務時間の最大15%を充てられる。多様なキャリアを身につけたり他部署の社員とのつながりをつくったりしやすくする。

三菱商事は、脱炭素社会への移行やデジタルトランスフォーメーション(DX)の進展などで経営環境が変化するなか、2024年度までの中期経営計画で「人的資本の価値最大化」を打ち出している。外部での副業は一部に限定されているが、新制度によって社員の士気向上や多様なキャリア形成につなげる考えだ。

大手商社では三井物産がユーチューバーや大学講師、スタートアップなどでの勤務といった副業を認める制度を1月に導入している。

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