清水建設、伝統建築で復元と耐震 熊本・阿蘇神社を再生
ゼネコン変われるか 災害に立ち向かう(2)
[有料会員限定]
2016年に発生した熊本地震では熊本城など伝統木造建築が大きく損傷した。それから7年たち、ゼネコンが伝統建築の復元・修復に取り組んでいる。清水建設は阿蘇神社の楼門を、大林組は熊本城の石垣で最新技術で直している。訪日客(インバウンド)消費再開に向けて伝統文化財に注目が集まる中、復元と耐震性強化という時に相反する課題をどう克服するか、各社の技量がにじみ出る。
高さ24メートルの立方体状の囲いの中では...
