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三菱電機また検査不正 新社長就任後、発覚3件目

三菱電機による検査不正の発覚が止まらない。1日、広島県福山市の工場で製造する遮断器について安全性を認証する第三者機関による検査時に不正行為があったと発表した。約16年間にわたり、定期検査で実際と異なる部品を使ったり電圧を低くしたりしていた。検査不正問題で漆間啓新社長が就任した7月28日以降、新たな不正が明らかになるのは3件目。

検査不正を行っていたのは福山製作所で製造する低圧遮断器。ショートや落雷で電圧が急上昇した時に電流を遮断し、機械本体の故障を防ぐための安全装置だ。対象となる製品は産業機械向けで国内外に約243万台出荷された。同社は「安全性に問題はない」としている。遮断器の一部は米国の安全認証機関のアンダーライターズ・ラボラトリーズ(UL)の認証を得たことを売りにしていた。

三菱電機によると、年に数回行われているULによる定期検査で、量産品では使っていない部品を使用していたことが7月20日に社内調査で発覚した。8月5日には、規定より低い電圧で試験をしていたことも明らかになった。同社は出荷を一時停止し、ULに報告。対象製品の試験を改めて行い、規格を満たしていることを確認した上で8月27日までに出荷を再開した。

不正行為は2005年ごろから、一部検査で継続的に行われていたという。不正に関与した従業員や動機などは調査中で、7月に設置した弁護士などによる調査委員会が調査を引き継ぐ。

対象製品の納入先の多くは部品メーカーで、大部分が国内だった。遮断器が組み込まれた機械がどの企業に納入されたかは正確には把握できないという。同社は「対象製品は全て出荷前に別の検査をしており、安全性に問題はない」と説明している。発表が9月になった理由について同社は「社内準備やULとの交渉に時間を要した」としている。

三菱電機では検査不正が相次ぎ発覚し、7月28日に漆間専務が社長に昇格した。同日以降、業務用空調と配電盤で不適切な検査が行われていたことが明らかになっている。

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