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東芝・綱川社長退任、株主から交代望む声 後任に島田氏

東芝は1日、同日付で綱川智社長兼最高経営責任者(CEO)が退任したと発表した。後任には島田太郎執行役上席常務が就いた。同社は会社を分割する案を3分割から2分割に変えたものの株主からの反対が根強く、混乱が続いていた。トップ交代で戦略を再構築し、株主の理解を得たい考えだ。

同社は2021年11月、本体を半導体メモリー大手のキオクシアホールディングス株などを管理する会社とし、インフラとデバイスの2事業を分離する案を公表した。だが成長性が見えないとして株主から反発され22年2月、デバイス事業を分離してインフラ事業を本体に残す案に変えた。

24日に開く臨時株主総会で会社を2分割する議案の意向を確認するため出席株主の過半数の賛成を求める予定だ。ただこの議案にも一部の株主が反対を表明し、可決が危ぶまれていた。

指名委員会のレイモンド・ゼイジ委員長は同日の記者会見で「株主からかなり長い期間に渡り、リーダーの交代を求める声があった」と話した。綱川氏は社長退任後も取締役会議長にとどまる。

ゼイジ委員長は「(綱川氏の)退任の判断に混乱は関係ない」と引責辞任を否定した。そのうえで、「臨時総会の前に最新の経営陣を示すことで、株主に議決権行使について考えてもらう。正しいタイミングの交代だ」と述べた。

綱川氏は21年4月に前任の車谷暢昭氏が突如辞任したため、会長から社長に復帰した。21年6月の株主総会で取締役会議長だった永山治氏(中外製薬名誉会長)の再任案が否決され、取締役会議長も綱川氏が兼任していた。

島田 太郎氏(しまだ・たろう)90年(平2年)新明和工業入社、15年シーメンス日本法人専務執行役員、19年東芝執行役常務、20年執行役上席常務。大阪府出身。55歳

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