PayPay、他社のクレジットカードの利用停止 8月から

スマートフォン決済のPayPayは1日、他社のクレジットカードの利用を8月から停止すると発表した。PayPayが発行するクレジットカード「PayPayカード」のみを対象とする。PayPayはクレジットカードの取扱高で競合の楽天グループに後れを取っており、自社のカードに限定することで顧客を囲い込む。
PayPayではスマホ決済をする際に、銀行口座からチャージするか、登録したクレジットカードで支払うなどの手段を選べる。7月初めからPayPayカード以外の新規登録を停止し、8月からは自社のカード以外は利用できなくなる。
PayPayカードの2023年3月期の取扱高は3兆6000億円に達したが、楽天は18兆円(22年12月期)を超える。実店舗での少額決済に強みがあるPayPayは、1回あたりの決済額が大きいクレジットカードの需要を取り込むことが課題となっていた。
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