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デジカメ世界出荷額、22年4割増 高級ミラーレス主役に

カメラ映像機器工業会(CIPA)は1日、2022年のデジタルカメラの世界出荷額が21年比39%増の6812億円だったと発表した。2年連続で前年を超えた。趣味層を中心に高級ミラーレスカメラの人気が高まり、市場の中心になりつつある。

ミラーレスカメラの出荷台数が31%増の407万台、出荷額は61%増の5234億円だった。出荷台数ベースでは一眼レフカメラやコンパクトデジカメをおさえ、初めて市場の過半を占めた。各社も新製品の投入はミラーレスカメラに集中している。

全体の出荷台数は4%減の801万台と過去最低を更新した。5年連続のマイナスとなる。デジカメ市場はスマートフォンの普及などで縮小傾向が続いており、ピークだった10年(1億2146万台)に比べると15分の1程度の水準だ。

22年も半導体を中心とした部品不足で生産が滞り、製品供給に影響を与えた。ただ「22年夏以降から供給不足が徐々に回復した」(カメラ大手幹部)と、CIPAが22年2月に発表していた年間の出荷見通し(6.1%減の785万台)を上回った。

種類別はコンパクトデジカメなどレンズ一体型が31%減の208万台、一眼レフやミラーレスなどレンズ交換式カメラは11%増の592万台だった。

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