タカキュー、35歳以上の希望退職100人募集 業績悪化で

紳士服専門店のタカキューは1日、希望退職者を100人程度募集すると発表した。対象は35歳以上の正社員などで、募集期間は2月20〜22日。新型コロナウイルス禍の業績低迷が続き、全社員の約2割の削減を目指す。
希望退職者には退職金と特別加算金を支給する。希望者には再就職を支援する。特別加算金や再就職支援の費用は、2023年2月期決算に特別損失として計上する予定。業績への影響が確定し次第、速やかに開示するとしている。
タカキューの22年2月期の最終損益は21億円の赤字(前の期は31億円の赤字)だった。22年11月末時点の債務超過額は15億円で、本社の縮小や不採算店の閉店などの構造改革を進めていた。23年2月期通期の予想は新型コロナ再拡大が不透明として「未定」としている。