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イカ似の古代生物「ベレムナイト」新種化石、宮城で発見

東北大学の永広昌之名誉教授らは、宮城県南三陸町の岩場でイカに似た古代生物「ベレムナイト」の新種の化石を発見した。前期三畳紀の約2億4800万年前の地層から見つかり、従来出現時期と考えられてきた時期より1000万年程度古く世界最古だという。ベレムナイト類が何からどのように進化したか、探る手かがりになるという。

ベレムナイトはイカやタコの仲間で、先のとがった細長い殻を持ち矢のような形をしている。その形から「矢石」とも呼ばれる。内側に硬い殻のような組織を持つ。恐竜と同じジュラ紀や白亜紀に繁栄していたが6600万年前に絶滅した。長い脚をもっているなどイカと形状は似ているが、イカやタコが祖先かベレムナイトが先かは分かっていないという。

新種化石は、さやの部分の太さ0.6センチで長さが4.0センチ程度。南三陸町の約2億4800万年前の地層で発見された。新種は背の部分に1本の溝があるのが特徴で、2012年に南三陸町で北海道大学の研究グループが発見したものなどと同じ特徴を持つ。ただ、殻の断面の形が異なるため、グループは同じだが種が違うとしている。

ベレムナイトはこれまで、ジュラ紀初期に欧州で出現し、世界に広がったと考えられてきた。今回の発見でこれまで想定されていた約2億3500万年前より約1000万年前にアジアで生息していたことが明らかになった。「ベレムナイトの起源が東アジアにあり、欧州に広がった可能性が高まった」(永広名誉教授)という。

新種を現地の東北地方と発見者にちなんで「トウホクベルス・タカイズミイ」と命名。化石標本は1日から、東北大の総合学術博物館の施設で展示する。

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