ダム本体工事3年延長 「超過勤務」頼みの工期が破綻
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国土交通省中部地方整備局が愛知県設楽町で建設中の設楽ダムで、長時間労働を前提とした作業計画が働き方改革の影響で破綻したことが分かった。時間外労働や休日作業の見直しで、ダム本体の土砂・岩石の掘削やコンクリートの打設などに要する期間が3年余り増える。
工事全体では、当初想定していなかった地滑り対策などの影響で、工期が8年延び、完成が2034年度にずれ込む。工期延長に伴い、事業費は800億円ほど増え、...
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