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「スマート保安」導入の手引書 プラントDXを促進

スマート保安に係るシステム導入促進ガイドブック。一部ページの抜粋(出所:電子情報技術産業協会)
日経クロステック

電子情報技術産業協会(JEITA)は5月31日、「スマート保安に係るシステム導入促進ガイドブック」を無償で公開した。スマート保安とは、化学工場や発電所といったプラントの保安に、あらゆるモノがネットにつながるIoTや人工知能(AI)を活用するもの。

ガイドブックではスマート保安を構築しようとしている企業に向けて、導入に必要な基礎知識や導入事例などをまとめた。プラント分野でのデジタルトランスフォーメーション(DX)を促進する。

設備の経年劣化や後継者不足などを背景に、ここ10数年ほど、スマート保安への期待が高まっている。ところが、JEITA によればIT(情報技術)やOT(制御・運用技術)を提供する企業が多数の関連サービスを立ち上げた結果、顧客企業は自社に適したサービスがどれなのか、判断しにくくなっている。

「目的に合わないセンサーを導入して、失敗する企業も少なくない」(JEITAスマート保安に係る検討会主査の相馬知也氏)

そこで、スマート保安の導入を検討する企業の現場担当者にとって指針となる内容を、ガイドブックとしてまとめた。具体的には、どのような手順とスケジュールで導入を検討すればよいのかといった内容や、何らかのAIサービスを導入して収集したデータを分析する際に気を付けるべき点などを示している。

加えて、スマート保安向けサービスの過去の導入事例40件を掲載した。この40件は、ガイドブックの発行に関わった企業8社によるもの。それぞれ、サービスの導入目的や扱うデータの種類といった項目ごとに、分類されて図示されている。

(日経クロステック/日経ものづくり 斉藤壮司)

[日経クロステック 2021年5月31日掲載]

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