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ルネサス、一時7%安 公募増資を嫌気 成長期待で下げ渋る

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31日の東京株式市場でルネサスエレクトロニクス株が続落した。一時、前週末比7%(85円)安の1094円をつけた。28日の引け後、公募増資を実施すると発表。INCJ(旧産業革新機構)が保有株の一部を売却することも発表され、1株利益の希薄化と市場での需給悪化の両面を嫌気した売りが出た。ただ、増資が大型M&A(合併・買収)の資金調達のためで、今後の業績拡大への期待から売り一巡後は下げ幅を縮小した。

公募増資は国内外で実施し、発行済み株式数は最大で現時点から1割強膨らむ見通し。価格は6月9~11日の間に決定する。ルネサスは2月にアナログ半導体の英ダイアログ・セミコンダクターを約49億ユーロ(約6157億円)で買収すると発表しており、今回、市場から調達する資金(最大2185億円)はその買収費用にあてる。

同時にルネサス株の3割強を保有するINCJが1億6707万株を売り出すが、5月31日の大引けにかけて下げ幅はやや縮まった。しんきんアセットマネジメント投信の藤原直樹運用本部長は「成長投資のための増資。会社説明からも収益が増える見通しがあり、長期保有の投資家を中心に成長期待が下値を支えた」とみる。

ルネサスは買収後の営業利益ベースの統合効果について、売り上げ増で210億円、業務効率化で131億円が見込めると説明している。INCJによる売却について松井証券の窪田朋一郎シニアマーケットアナリストは「需給の悪化はあるが、将来的な売り圧力が減ったともいえ、市場ではそれほど嫌気されなかった」とみていた。

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