1分で読める海外市場)米ダウ反発、インフレ鈍化観測で

「Market Morning Briefing」は海外の株式、債券、為替、商品市場の動きを素早く、コンパクトに伝えます。原則、火〜金曜の朝に配信します。
株式
ダウ工業株30種平均は反発し、前日比368ドル高の3万4086ドル。2022年10〜12月期の米雇用コスト指数が市場予想を下回り、インフレ鈍化につながるとの観測から買いが先行した。
債券
米10年物国債利回りは低下(債券価格は上昇)した。物価上昇の圧力が弱まり、金融引き締めは長く続かないとの観測が買い材料になった。
為替
対ドルの円相場は1ドル=130円前半と円高・ドル安に動いた。米金利低下で日米金利差が縮小するとの見方から円が買われた。
商品
米原油先物相場WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)は反発。米中の需要が回復するとの見方が相場を支えた。
ワンポイント
米国は賃金など雇用コストの伸びの鈍化が確認され、利上げペースが緩やかになるとの見方が目立ちます。企業の好決算が続くなか、米金融当局が今後の利上げにどのような姿勢を示すのかが注目されます。
