JPX清田瞭CEO「企業の新陳代謝促進」 経過措置終了で
日本取引所グループ(JPX)の清田瞭・最高経営責任者(CEO)は30日の記者会見で、プライム市場などの上場基準を満たさなくても上場を認める「経過措置」の期間を実質4年としたことについて「企業の新陳代謝を健全な形で促進する」と述べた。経過措置に関する制度の見直しは4月1日をメドに実施する。
東証はPBR(株価純資産倍率)が1倍を割れるなど市場評価の低い企業に対し、資本コストを意識した取り組みをするよう促す方針だ。清田CEOは「中長期的な企業価値の向上に取り組んでもらいたい」と述べた。
JPXが同日発表した2022年4〜12月期の連結決算(国際会計基準)は、純利益が前年同期比7%減の351億円だった。国債清算システムの更新などによりシステム関連費用が増えた。
関連企業・業界
企業: