生保、外債運用ヘッジコスト8倍 実質利回りマイナスも
米債ショック 国内金融への波紋㊦
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「市場の動きが速すぎる」。米長期金利の急上昇など相場の変動を受け、日本生命保険が対応策の協議を始めた。運用計画の前提となる市場見通しは、ドル円の為替レートで112~134円。6月29日には一時1ドル=137円を超える水準まで円安が進み、第一生命保険もレンジ幅の見直しを検討している。
両社に限らず、行き過ぎた円安は年度末にかけて修正されていくとの見方が根強かった。想定を上回る円安が続いていることを...
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