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カクヤス、高値を更新 緊急事態解除で収益増見込む

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29日の東京株式市場で酒類販売のカクヤスグループ株が一時前日比190円(9%)高の2370円まで上昇し、上場来の高値を更新した。政府が新型コロナウイルス禍で発令中の緊急事態宣言を30日で全面解除すると決め、宣言地域での酒類提供の再開により収益が回復すると見込んだ個人投資家の買いが集まった。

終値は114円(5%)高い2294円だった。カクヤスの株価は9月以降、緊急事態宣言の解除を織り込む形で上げ、8月末比の上昇率は3割を超えた。売買高も膨らんでいる。

外食産業に逆風が吹き、足元の業績は厳しい。2021年4~6月期の連結最終損益は7億900万円の赤字だった(前年同期は5億3800万円の赤字)。7月には新型コロナの感染の広がりなどで業務用の酒類販売への影響を考慮し、公表済みの2022年3月期の業績予想を「未定」とした。夏場も家庭用の販売は底堅いものの、居酒屋やレストラン向けの業務用販売は低迷が続いた。

ここにきて新型コロナの新規感染が減少に向かっており、「機関投資家も含め経済再開に伴うリオープン銘柄の上昇を見込んだ先回り買いが入っている」(楽天証券の窪田真之氏)という。その一環でカクヤス株も上昇している。

期待感からの買いで株価はすでにコロナ禍前の水準を大きく上回る。PBR(株価純資産倍率)は4倍台と高い水準。これまで急ピッチで上昇してきただけに、「さらに上値を試すには、来期に向けた業績の回復が必要になる」(しんきんアセットマネジメント投信の藤原直樹氏)との見方が聞かれた。

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