りそな銀行など、新デビットカード発行へ 一律2%還元

りそなグループのりそな銀行と埼玉りそな銀行、関西みらい銀行は29日、利用額の一律2%をポイント還元する新たなデビットカードを提供すると発表した。4月3日から取り扱う。他のキャッシュレス決済手段に比べて還元率が低いデビットカードのデメリット解消を狙う。
新カードは「りそなデビットカード プレミアム」。月額700円の会費を支払えば、利用日や利用額などの条件なく、りそなクラブポイントなどで2%還元を受けられる。
デビットカードはその場で銀行口座から引き落とされるため利用状況が把握しやすい。使いすぎが防げるなどの理由で若年層を中心にデビットを選ぶ人も増えている。りそなグループでは新たなに口座を開いた人にデビット機能を標準装備で提供しており、合計発行枚数は22年に300万枚を超えた。
ただ、スマートフォン決済やクレジットカードなどに比べてポイントがたまりにくいのが難点。一般的に1%未満で、高還元率でも条件付きのケースが多い。従来のりそなデビットカードも無料で入れる代わりに還元率は0.5%だった。
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